VOICE

職員インタビュー

ご利用者様の生活に寄り添った
『看護』の在り方を、追求したい。

重症児・者福祉医療施設 ソレイユ川崎
看護師長

前田 あき 2008年入職

病院の看護師から、施設の看護師に転身。

看護師として、大学病院の小児科⇒こども病院でキャリアを重ね、当法人へ転職しました。病院というのは、治療の場。「患者様お一人おひとりに寄り添いたい」という思いの一方で、時に患者様のお気持ちよりも治療を優先せざるを得なかったり、時間に追われて患者様とゆっくり関われなかったりすることも多く、ジレンマを感じていたのです。ですが、当法人に入職し、仕事スタンスは大きく変わりました。例えば、病院時代は医師の指示ありきで動くことが当たり前でしたが、施設ではまず看護師が情報を発信し、それに基づいて医師が医療方針を決めていくという場面が少なくありません。より主体性を持って仕事に取り組むようになりましたね。また、現在勤務している重症心身障がい児・者の入所施設『ソレイユ川崎』のご利用者様たちはとても敏感で、看護師の関わり方ひとつで体調が大きく左右されてしまいます。これまで以上に繊細かつ正確なケアを心掛けるようになりました。

北欧研修で学んだ『ご利用者様主体』の本質。

施設はご利用者様にとっての『生活の場』。医療が中心となりすぎないよう、ご利用者様を取り巻く生活支援員やリハビリスタッフをはじめとする周囲の仲間と連携を取り合いながら、イベントや日中活動にも関わり、ご利用者様に喜んでいただけるよう、日々楽しく過ごしていただけるよう力を尽くしています。私にとって大きなターニングポイントになったのは、2015年に参加した北欧研修です。入職して数年が経ち、既に『ご利用者様主体』の考え方が身についているつもりでいましたが、同行した生活支援員とコミュケーションを深め、北欧の福祉の在り方を目の当たりにして、自分の未熟さを痛感しました。大切なのは、常にご利用者様の自己決定権を尊重すること。お一人おひとりの表情やお身体の動きなどをきめ細かに観察し、お気持ちを汲み取ること。この時学んだことは、今の私の看護の基盤となっています。

『DJ COBO(脱ジャージ工房)』とは?

職員の意欲を尊重し、豊富な成長や挑戦の機会を与えてくれる三篠会。私の場合は、上記の北欧研修のほか、入職7年目には主任代理看護師に、8年目には看護師長のポジションを任されることになりました。最近では、組織横断型のプロジェクト『DJ COBO(脱ジャージ工房)』にも参加。この業界にありがちなポロシャツ・ジャージ姿を脱し、世の中から憧れを抱かれる職業であることを象徴する『制服』を自分たちでつくろう、というプロジェクトです。法人内の重症児・者福祉医療施設の代表メンバーが集まり、大手アパレルメーカーのデザイナーさんとともに企画立案から着手。カラーやシルエットはもちろん生地にもこだわり、複数のサンプルの中からブラッシュアップを重ねて完成したのが今着ているインディゴブルーのスクラブ(医療着)です。初めて袖を通した時には、気分がシャキッとしましたね。当法人には、他の法人とはひと味違う組織風土と、一人ひとりの個性をフルに活かせる仕事環境が広がっているんですよ。

これが私のオフタイム

ワークライフバランスを大切にできる三篠会。私の場合は、長期休暇が取れる時にはいつも海外旅行を楽しんでいます。多い時は3ヶ月に1度のペースで、カンボジア、ベトナム、マレーシアといったアジア各国に飛んでいます!

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